あらすじ

意識のみを機体に送り込み、仮初の肉体を使ってレースを行う近未来スポーツ、リンドブルムレース。 幼い頃にその魅力に囚われた香月兎羽は、自らもリンドブルムレースに参加するため、高校入学と同時に部活を立ち上げようと画策する。 意識のみを機体に送り込み、仮初の肉体を使ってレースを行う近未来ロボットスポーツ、リンドブルムレース。 大気圏スペースデブリ群で行われた世界大会を幼い頃に目にし、その魅力に囚われた香月兎羽は、自らもリンドブルムレースに参加するため高校入学と同時に部活を立ち上げようと画策する。 けれども、部活設立は最初から問題だらけ。部員は足らず、部室はあらず、顧問に就いてくれる人材にも心当たりはない。 それでも兎羽はあきらめず、たまたま目に付いたクラスメイトの棋将夜見、眼病を患ったために別のロボットスポーツから半ば引退していた闇堂直美、彼女の専任メカニックの今宵操、そしてクラス担任の影山を顧問に就け、部活設立へと漕ぎ着けた。 しかし、一難去ってまた一難。春一番の全国大会、ブロッサムカップ開幕はもう目前。それぞれ明確な利点と欠点を抱える仲間達と共に、兎羽は戦いの舞台に降り立つことになる。 リンドブルムレースはランダムに選出された三つのコースを走り、ゴール順位ごとに割り振られるポイントを競い合うレースだ。 実際にコースを走る役割の三人のランナー。レースごとにリンドブルムの修繕を行うメカニック。コース全体を確認し、戦術やルート選択の指示を行うサポーター。この全員が力を合わせて初めて、勝利を掴むことが出来るのだ。 ただでさえランナー一人が不足する中、兎羽達は果敢に勝負に挑む。 最新技術によって生成される各種コースは、マップ全てがレースの舞台。桜並木の生える車道を、道なりに進むもよし、住宅街を突っ切ってショートカットを図るもよし。 兎羽も様々な工夫で上位陣に追いすがるが、最後はチームの総合力と個人の才能の前に敗れ去る。 予選敗退で終わった兎羽達の挑戦。けれど、彼女の顔には影が差さなかった。この仲間達と一緒なら、もっと前に進んでいけると思ったから。

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カクヨム
カクヨム2023/04/10
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