あらすじ
ホラー映画は何故面白いのだろうか。それはおそらく、人間の最も根源的なエモーション『恐怖』に訴えかけてくるからだ。映画はエモーションだ。そして恐怖という感情は、生まれた以上絶対にさけられない『死』に対する、DNAからの本能的な原初の信号なのである。死への恐れ、あるいは畏怖の念こそが恐怖の本質を成す。ホラー映画の根底には、この『死』がある。そこに様々な角度、視点から光を当てることによって、多種多様な恐怖の影が乱反射。光の当て方一つでオカルト・ホラーにもなればサイコ・ホラーにも、ゴシック・ホラーにも、スプラッターやホラー・コメディにさえ変化するのだ。死=タナトスに、エロスというフィルターを掛け合わせると、更に奥深い人間ドラマも生まれる。人間を描くということは、エロスとタナトス、生と死を見すえることに他ならないからだ。(「読者の皆さまへ」より)(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)