あらすじ
身長15センチメンタル、大きく見せるためのトンガリ帽子はトレードマーク。ふさふさの白髭を着ければ子供には見えないだろう? 俺は故郷ガーデンを離れ、傭兵のように生きるノームだ。 自分で言うのもなんだが、手先は器用だし、仕事だって緻密なはず。 ……なあ。ずっと秘密にしてることってあるか? 俺はある。なぜって? そりゃあ傲慢だと思われるか、馬鹿にされるかのどっちかだから。 しかも弁解すると余計に糸(意図)がこんがらがるオマケ付き。 例えば過去へ渡るのにタイムマシンは必要ないし、ガイアに溶け込めばたいてい何でも解る。未来を予知するのと同じで、当たり前のことだと思ってた。何より俺が強烈に感じることは、多くの人にとって気にも留めない些細なことだった。そして逆もある。 そのことに気づいてから、俺はダンマリを決め込むことにした。 だって、感じ方の違いを埋めるのは、とてもむずかしいことだから。 俺はまだ、出会っちゃいない。感じたことをそのまま吐露できる存在に。 世界はこんなにも広く、深いのに。 だからこの帽子の中に隠しておくことにした。 この刺激に満ちた世界を。 *** ・カクヨムコン8:カクヨムWeb小説短編賞2022参加作 ・令和の私小説『他人の知らない深感覚の世界』 便宜上、舞台を精霊と小人が織りなす異世界にメタモルフォーゼしてお送りしますが、いずれも実体験をまあまあ忠実に再現したエピソードです。心の眼で御覧ください。 *** 近況ノートで、本作の眺め方? のようなものを作者が呟いております。 よろしければこちらも参考に。 ネタバレでも何でもないので、安心して御覧くださいませ。 通信①:常識をぶち壊してきた景色 https://kakuyomu.jp/users/aomidori589/news/16817330651532411517 通信②:精霊と小人 https://kakuyomu.jp/users/aomidori589/news/16817330651664343671 通信③:やっぱり見た目の威力は絶大 https://kakuyomu.jp/users/aomidori589/news/16817330651782806274 通信④:あとがきのようなもの(先に読んでも可) https://kakuyomu.jp/users/aomidori589/news/16817330653127827680