あらすじ
エルシィ・サックスは聖女ではなかった。 生まれながらに胸元に聖痕があったとされ、四歳で親元を離されたエルシィ。ただの痣であると訴えても、いつの間にか王族と結婚させられ、蝶よ花よと教育を施され、だがやっぱり聖女ではなかった。 十二歳で無事に両親の元へ戻り、十六歳になった現在。草花の手入れに勤しんでいた彼女の元に、世界を統べる五大王族の一人が、「聖女」と名乗り姿を現した。 聖女曰く、エルシィ・サックスは確かに聖女ではなかった。 なかったのだが──? 「わたくしのママになって頂きます」 「ママといっしょなら、僕もいく」 「おーほっほっほ! あたくしがママの一番ですわよ!」 「おいママも言ってくれよ、なんで聖女って言い方しかねーんだよ!」 「まぁまぁあああッ」 「……わたし、未婚で処女のじゅうろくさい、五児の母です」 「うわウケる。好きすぎない? 俺と結婚しよ」 エルシィ・サックス、十六歳。 五人の聖女のママになって、旦那さまと世界征服目指します。 ※小説家になろうにも掲載(先行公開中)