あらすじ
「ねぇ璃花、これ、見てよ」
そう言って、私の親友の小笠原珠鈴が、私と正反対の金髪の長い髪を揺らしながら、スマホの画面を見せてきた。
「何それ」
「いや、ちゃんと読んでみてよ」
そう言われた私は、私のベッドの上に寝転んでる珠鈴に近づいて、スマホの画面を覗き込んだ。
「催眠術?」
「そう、やってみよ!」
「え、なんで?」
何故かテンションの高い珠鈴には悪いけど、私は普通に催眠術なんて信じてないし、時間の無駄だと思うから、嫌なんだけど。
「えー、やってみようよ!」
「なんでそんなやる気なの。……何か催眠術でしたいことでもあるの?」
私は、なかなか食い下がってくれない珠鈴に向かって、そう聞いた。
「そ、それは、や、やってみてからでいいじゃん」
すると、珠鈴は焦った様子でそう言ってきた。
……いや、そんな言い方されたら、気になるでしょ。
「まぁ、いいよ。……私がかけられたらいいの?」
「う、うん」
何となく、何がしたいのか気になったから、私はそう言った。……どうせ、ほんとにかかることなんてないんだから、催眠術にかかったフリをして、私に何をするのかを確かめようと思って。
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