あらすじ
高校生の頃、俺は確かに幸せな日々を過ごしていた。 一年の頃から付き合い始めた、最愛の彼女だった「日高真衣(ひだかまい)」 昔からの腐れ縁で、親友だった「三宅夏樹(みやけなつき)」 所属している文芸部唯一の後輩、「福原花蓮(ふくはらかれん)」 彼らと過ごす日々は本当に楽しくて、高校生活は俺にとってかけがいのない思い出になる、はずだった。 けれど、それは真衣と夏樹が身体を重ねているところを見てしまったことで大きく崩れ始める。 その光景を見たショックで泣いてしまった俺を助けてくれた花蓮は……その夜、なぜか返り血を浴びていて。 翌日。二人が重傷を負ったことを俺は知った。 「先輩を泣かせたんです。これぐらい、当然の報いでしょう?」 「先輩の全て、返してもらいますね」 「この日をずっと、待っていたんです」 「私はずっと先輩のことを愛しています、あんなクズみたいに裏切ったりしません。だから——」 これは、手の施しようがないほどに、歪みすぎた俺たちの青春物語。