あらすじ

人の文明はゆるやかに衰退した。 夜風に混じって結晶が飛ぶようになった世界。街が消え、国が飲み込まれ、生き残った人々は失われた技術にしがみつき、わずかな資源をめぐって争い合う。 そんな世界を巡回する移動都市で少女は暮らしていた。銃の腕を磨きながら、身よりのない子供たちとギリギリの生活を送る。大きな不満はないが充足感もない。しいて言うならば用意される飯が不味いこと。 少女は大人になりたいと願った。過酷な世界で少しでも自分らしく生きるために、ひたすら銃を練習した。必要なのは力と知識。生き残りたければ強くなれ。いつか大人になった時、街を出て、自由に生きる傭兵を目指すのだ。 しかし、街を守るはずの大人に裏切られた少女は船から落とされてしまう。さぁこれからどうしよう。唐突に放り出された外の世界。されど少女はしたたかであった。たとえ亡者のような人間に追われても、巨大なミミズに捕まっても、大国の兵士に襲われても……。 世の中はくそったれだ、と愚痴をこぼしながら傭兵少女は銃を握る。

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カクヨム
カクヨム2022/08/20
  • 現在の作品傭兵少女と壊れた世界