あらすじ
『英雄』『神の御使い』など、数々の二つ名で呼ばれ、世界中からの尊敬を集めているシン=ウォルフォード。 その娘であるシャルロット=ウォルフォードは、父の二つ名の中でも、魔法使いの王という意味の『魔王』が大好きだった。 いずれ自分が父の『魔王』という称号を受け継いでみせると、幼少期から厳しい魔法の鍛錬を続けてきた。 そんなシャルロットには『魔王』の称号を受け継ぐに辺り、非常に強力なライバルがいる。 兄、シルベスタ=ウォルフォードだ。 アールスハイド高等魔法学院を首席で卒業し、父が代表を務めるアルティメット・マジシャンズに入団した彼は、シャルロットにとって一番身近で、一番のライバルだった。 そのシルベスタは言う。 「『魔王』の称号? いいんじゃない? シャルが名乗りなよ」 「譲られたって嬉しくないのよおっ!!」 兄から全くライバル視されていないシャルロットは『魔王』を名乗ることはできるのか? そもそも『魔王』は称号なのか? 幼馴染みたちはそんな疑問を浮かべつつも、シャルロットと一緒に、アールスハイド高等魔法学院に入学した。