あらすじ
「向いてないのかなぁ…」 売れないダンジョン配信者、神木拓也は迷っていた。 2年間ダンジョン配信者として、ダンジョンに潜り、モンスターと戦う様子をネットで配信して活動してきたが、平均同接はゼロ。 探索者としての実力はあるはずなのに、結果がなかなか出ない日々に、自分は配信者に向いていないのではないかと考え始めていた。 「潮時かなぁ…」 ダンジョン配信者として、配信一本で食べていく。 そんな夢をあきらめて、真っ当に生きて行くべきだろうか。 そう思った矢先に、拓也は思わぬ事態に見舞われる。 「きゃああっ!?誰か助けて!?」 『オガァアアアアア!!!』 たまたま超人気美少女ダンジョン配信者、桐谷奏がモンスターに襲われているところに遭遇。 「大丈夫ですか?」 「た、助けていただいてありがとうございます…」 拓也はチャンネル登録者200万人を超える桐谷をモンスターから救い、地上まで送り届けた。 「いやー、こんなことってあるんだな」 何も知らず呑気なことを呟きながら帰路につく拓也。 だがその裏では、配信者界隈のアイドル、桐谷の命の危機を救った英雄として、拓也のアカウントはバズりにバズっているのだった…