あらすじ
三年前、呪術による殺人事件が発生した。
呪術という非科学的な死因の殺人事件に、警察は総力を挙げて捜査したが、犯人像も掴めないまま迷宮入りとなった。そして一年後、第二の呪術による殺人事件が起きると、警察は明らかに殺された遺体を自殺と断定し、ろくな捜査もせずに事件を片付けた。だが、その情報がマスコミに漏れて拡散されると、警察は信用を守るために”警視庁呪術殺人事件捜査対策本部“、略して”呪対“を立ち上げた。
以降、警察は呪術による殺人事件を呪殺事件と呼び、それらの事件を呪対に捜査させた。つまり、丸投げである。
呪術に関しての知識もない呪対は、呪術の専門家を協力者とした。
平安時代に活躍した天才陰陽師・安倍晴明の子孫であり、晴明の再来と言われる安倍魅夜妃(あべみやび)。そして、魅夜妃の執事・夜闇(やえん)。
二人の住む屋敷には、警察を始めとする様々な客がやってくる。それは人ならざす者も同様に──
「さて、本日のお客様は私に何をお望みかしら?」