あらすじ
それは、地球人類が、宇宙に進出を遂げ、数多の異星文明の連盟の仲間入りを果たしている、遠い未来。あるアンドロイドが、機械の体を持った生命体になる話。
彼女は、本来、人間を模したアンドロイドの開発が違法とされている、未来の地球圏の宇宙ステーションで、ある博士が隠れて開発したアンドロイドだった。エメラルドと名付けられたそのアンドロイドは、遥かに遠い惑星アミナスに送られた。
惑星アミナスは、地球人によく似た容姿の異星人が入植し、また、アンドロイドが違法とされない地であった。エメラルドは、そこで平穏の日々を過ごし、その人工頭脳を成長させていく。しかし、アミナス内で、エメラルドとは無関係に起きた事件が、彼女の運命を変えていく。やがて彼女は周囲の思惑と、自身に目覚めた感情に動かされ、運命の中を歩き続けた。
――誰かも分からない、誰かに導かれるように。