あらすじ

人間の食事は劇的に貧しくなった。栄養失調になるとか餓えるとかそういった意味ではない。餓死者は限りなくゼロに近い。このニュートーキョーでは尊厳を捨てれば絶対に餓死することはない。食事に興味がなく、ただ生き永らえることができればそれでいいという人間にとってここはユートピアだ。 では貧しくなったとはどういうことか? それは見た目も味もへったくれもない栄養食であればいくらでも与えられる――ということである。ある意味で世界で一番貧しい食事が無制限に食べられる豊かな街。 一方でそれでも食事にこだわって生きていきたいという変わり者もいる。 その変わり者は美食家にとってのディストピア、ニュートーキョー・カブキシティで必死に働き、稼いだ金で不味い飯を追い求めている。 ※拙作『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』がKADOKAWA文芸単行本にて2023年4月下旬に発売予定です。こちらもチェックしていただけると幸いです。

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カクヨム
カクヨム2022/01/20
  • 現在の作品SF飯 ~サイバーパンク・グルメリポート~