あらすじ
東京都内の下町で生活をする水城澪……町の顔役と男女の関係にある娘である。
ちょっとした読書家で、洞察力を兼ね備えた彼女は詮索心から、身の回りで起きるいくつかの事件の謎に挑んでいくが、本質的な面での目的を見つけ出せずにいた。
「自分が事件を解決したいのはどうしてか?」
果たして、その答えを見つけ出せる日は来るのか?
昭和四十年代の日本を舞台にした、妖艶なる連作ミステリー、開幕。
以下、収録作品
『或る人形師の死』
下町に住んでいた人形師が殺された。仕事場で刺されたのである。被害者の娘、都美子の知り合い、水城澪が見抜いた真相とは?
『歌迷宮』
関西地方の山村、三衣村を観光目的で訪れた水城澪であるが、待ち受けていたのは村の権力構造が絡んだ連続殺人事件であった。事件と村に伝わるわらべ歌との関係とは?
『断定の法則』
冤罪によって投獄された人物が出所した……それをきっかけに殺人事件が起こる。一見、単純な復讐のようであったが、水城澪が見抜いた真相はそうではなかった。
『古書店と犯罪』
古書店で起きた謎めいた万引き事件。その容疑者が殺された。彼が所持していた四万円の金が、二つの事件を繋ぐ。
※冒頭に表紙の拡大イラストがあります。小説本文は次のページからです。
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本作品は各小説投稿サイトで掲載した作品(作者名は青季瑞燕)の内、電子書籍化していないエピソードを次の方針の下、改稿したものです。
・電子書籍化した作品とは異なる主人公を設定する
・作品の設定を追加、変更する
・書籍一冊分の連作としてまとめる