あらすじ
「他の者に勘違いされてしまわないだろうか?君よりも妹のカトリーヌの方が美しく可愛らしいだろう?そんな二人で舞踏会に参加したなら、私とカトリーヌこそが婚約関係にあるとなぁ。いや無理もないか、事実であるのだから」
言葉だけ聞けば嫌味のように聞こえるけれど、彼はきっと本心からそう言っている。妹に夢中なのは聞いてはいたけれど、これほどまでに深刻なものだとは思わなかった。
「そうですね。カトリーヌは可愛らしいですものね。ほかの方々にもよろしくお伝えください」
「ああ。そうさせてもらうよ」
けれど、まだルグーレ様の方は接しやすい方だった。妹を溺愛する単純な兄であるからだ。問題はカトリーヌに法で会った…
彼女は自分の言いなりになる兄を私に横取りされるのではないかと勝手に警戒して、あらゆる手段を使って私に嫌がらせを行い、私を追い出すべく動いていた。こちらからどんな言葉をかけたところで無駄であり、その行動はとどまることを知らなかった。
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しかし舞踏会を境目に、態度が一変した。