あらすじ
このままでは魔王リリスとの最終決戦で勇者たちは敗北してしまう。 これまで俺——エニシダは、勇者たちを裏からこっそりと助けてきた。 しかし今回ばかりはどうあがいても歴代最強の魔王と恐れられているリリスに勝利することは不可能だった。それくらいに勇者たちと魔王リリスとの差は歴然としていた。 だから俺は秘密結社の命令でこっそりと人類を代表して、和平を結ぶ交渉をしていた。 魔王リリスは渋々といった表情で俺たち人類からの条件をのんでくれた。 そう見えたかに思えたが—— そんな時に勇者たちが遅れて魔王城へと辿り着いた。 魔王リリスはなんと遊び半分で、勇者パーティを半殺しにした。 その上、面白半分で俺と聖女様に呪いをかけやがった。 厄介なことにその呪いというのは、聖女をラビット族に変えてしまうというもので—— 「寂しいと……死んじゃうんです。ぴょん」 聖女様は桃色の長い髪をかきあげて、俺に迫ってきた。 果たして聖女様の呪いを解くことができるのか!? チグハグなラブコメが開幕!