あらすじ

主人公、田辺リサは、不遇な幼少体験から、自分を信じること、人を信じることができない、境界性人格障害(ボーダー)であった。親の価値観に従って、勉強を頑張り、良い大学に進学する。しかし、そこからどのように進んでいいのか、わからなくなる。幼いときからある恐怖感や不安から逃げたく、毎日飲んでしまう酒。自分を否定することしかできない。
そんなとき、自殺サイトを見て、「生きていたくない人、こちらに来ませんか」をサイトで目にする。今の世界から消えたいと望んでいたりさは、そのサイトにメールを送信する。人への不信感(他者が私を受け入れてくれるはずがない。私を攻撃してくるはずだ)が強いりさは、そんな自分をどうすることもできず、指定された場所へむかう。

その場所は、書かれた場所の、神社の神主に導かれ、森に出てからずっと進み、山を登り、何日も歩いたところにあった。途中で1人の男性に会う。アキヲは、りさと同じ場所を目指していたが、道に迷っていた。アキヲと合流し、霧の中に迷い込んだ2人は、癒しの村に到着する。
癒しの村で、迎えてくれたのは、盲目の家族であった。2人、鍋をご馳走になり、離れ部屋に通される。一部屋しかないため、2人共同で暮らすことになっ
癒しの村人は、自分の利益を考えなかった。他者のことばかり考えていた。そして、神を信じた。アキヲは、電気もない村や、科学的なものがない村人に反発をもった。また、金がどこから回っているのか。大麻の存在に疑いを持つ。一方、りさは、一日一日、村に馴染んでいった。
アキヲとりさは、考え方が合わないことが多かったが、りさはアキヲに惹かれていく自分を感じた。自分を否定するアキヲに安心する。これは、ボーダーの否定の上で育てられた結果であった。
原始回帰か、科学か。
りさは、村の正体がわかるにつれて、病と向き合い始める。人を信じることとは、何か。愛とは何か。主人公の、成長物語。

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アルファポリス
アルファポリス2023/01/03
  • 現在の作品【完結】癒しの村