あらすじ
小さい頃に大好きだった父が他界し、父の再婚相手だった義母と暮らしていた私、湊萌香は、実家を遠く離れた地で、毎日を暗く平凡に過ごしていた。 灰色に見えた景色、惰性で生きる毎日。 けれど、そんな毎日を変えてくれた人がいた。 学校帰りにふらりと立ち寄った小さな喫茶店。 そこで珈琲を淹れていた、隣の席の無愛想な同級生。 彼が淹れてくれた珈琲の暖かさと、その味。 そして初めて見せてくれた、その笑顔。 そのすべてが、灰色だった毎日に華やかな色をくれた。 そして彼のもとへと通うようになって、私はその笑顔に次第に惹かれていく。 だけどその笑顔は、私だけに向けられたものでは無くて……。 これは私と彼の、珈琲のようにちょっぴり甘くてほろ苦い。そんな恋物語。 ※小説家になろう様でも公開しています。