あらすじ
ある日人類は衰退した。 地球上に現れたモンスターによって。 と言っても、そういうファンタジーのようなことがいきなり起きたわけではない。 西暦2203年6月5日。隕石のようなものが世界各地に降り注いだ。 人類がそのことについて騒ぐ前に、隕石のようなものは卵のように割れた。 すると中から青く、油のような液体が溢れてきた。 それは微生物のアメーバのような動きをしていた。 仮に、呼び方を生命体Xとする。 ここで問題だったのは、生命体Xの持つ2つの能力だった。 それは増殖力と変身能力だ。 生命体Xはとてつもない速度で増殖しており、みるみるうちに個体数が増えていった。 そしてもう1つ厄介なのが、変身能力である。 生命体Xは、いつインプットしたのか分からないが様々な動物に変身した。 クマやライオン、イヌやネコなどにも変身した。 生命体Xは宇宙からの侵略者なのか、変身した姿で人類に襲い掛かった。 最初は人類側も戸惑ったものの、既に存在している動物に変身されたところで、生態を知っている人類側からすればそこまで問題にならなかった。 さらにその謎の生命体についても少しずつ分かっていき、すぐに鎮圧にかかった。 それに危機感を覚えたのか、生命体Xはある進化を遂げた。 実際に存在するもので対策するならば、架空のものに変身すればいい。 肉体的に弱い『人間』には今まで変身してこなかった生命体Xが、初めて人間に変身する。 避難指示が出て、誰もいなくなった地区の家や図書館などの本などを読み漁り、架空の生物について学習していった。 やや時間がかかったが、ある程度学習することができた生命体Xは、増殖する際にその知識を受け継がせた。 そして今現在、世界は本やアニメ、ゲームの世界に登場するような生物が溢れかえっており、人類へ攻撃を仕掛けている。 人はその生き物を見た通り、『モンスター』と呼んでいる。 もちろん人類側は、魔法や呪文を使えるわけではない。 そんな人類は、奪われた土地を取り戻し、モンスターを倒し、人類は再び平穏な生活を取り戻すことができるのか。 この物語は、地上に地球外生命体が降り立った日から、30年後の話である。