あらすじ
神聖な聖女として神殿の奥で育ったシェスティンは、神に祈ることに飽き、同じことを繰り返す毎日にうんざりしていた。 シェスティンが退屈を忘れることができるのは、幼馴染の騎士であるクルトと一緒にいるときだけである。クルトは敵国に家族を殺された、不幸な過去を持った青年だ。 クルトは聖女であるシェスティンに好意を抱いているようで、いつも騎士として幸せそうにシェスティンに仕えてくれる。 しかしシェスティンは不憫なクルトが好きなので、彼を幸せにさせないことにした。 これは虐げられた少女のシンデレラストーリーでもなく、努力と才能で生き抜く女子の奮闘記でもない、綺麗事のお約束に囚われない姫君たちの恋物語。 ※一章毎に主人公が変わる連作短編集になっています。 ※noteなどにも掲載しています。