あらすじ
駆け出しの漫画家・原田美穂は締め切り破りの常習犯ながらもどうにか連載を続けていたが、ついにスケジュールを致命的に破綻させてしまう。このままでは絶対に間に合わない。下書き掲載、あるいは代原への差し替えか。 ダメ元で担当編集・近藤英里佳に泣きつく美穂。英里佳はやり手ではあるが担当作家にも厳しい人間で、美穂自身も待ってもらえるとは期待していなかった。だが意外にも英里佳は3日間の猶予を美穂に与える。そして同時に条件として、締め切りの日には英里佳が美穂のマンションに来て完成するまで待つと言い出した。「原田さんに拒否する権利があると思っているんですか?」と言われて、ぐうの音も出ない美穂。 そして約束の日、英里佳は美穂の部屋にやってくる。後ろからの冷たい視線を気にしながらも必死に手を動かす美穂。空気の重さに耐えられなくなった美穂は英里佳に声をかけてみる。 「よく漫画家と編集さんの社会人百合ってあるじゃないですか。あれ、わたし的には謎なんですよね」 2020 年 3 月 pixiv にて初出。 ※章分け実施、キャッチコピー追加。本文に変更はありません (2023/07/05)