あらすじ

現在のウクライナ~西ロシアを巡る中世のお話。
ルーシと呼ばれる諸公国の一国、リャザン公国の要塞都市に赴任する事となった、二人の幼馴染の物語――

時は12世紀。
現在のウクライナ~西ロシアの一帯は、キエフを中心とする、ルーシ大公国と呼ばれる諸公国の集合体によって統治されていた。

西暦1132年、キエフ大公ムスチスラフの死去により、ル-シ諸公国の間に亀裂が生じると、更に14年後、キエフ大公フセヴォロドの死去を発端にして、ついに大公の座を巡る争いが勃発をする。

そんな中、東方に位置するリャザン公国は、北方に位置するスーズダリとの間で、一時は国王が国を追われるほどに、激しい領土争いを繰り広げていた――

一方でリャザンの公グレプ・ロスチスラヴィチは、西方への備えとして父からの進言を容れる形で、トゥーラの地に小さな砦を築くことにした。

果たして、やがて西方で力をつけたスモレンスク公国が東にも狙いを定めると、度々トゥーラの地を脅かすほどになる――

度重なる侵攻に手を焼いたリャザン公は、若い臣下の意見を容れて、一人の男をトゥーラに送る事にした――

こうしてロイズと名乗る若干18歳の青年は、伴侶であり、幼馴染のリアと共にトゥーラの地を踏む事となる――




争いは好まぬ二人であったが、それは否応なしにやってくる――

<穏やかな日々を望む事は、何故か難しい…>

それでも二人は、信念に従い奔走をする。

やがて、とある事情により独立を迫られたトゥーラは、城一つだけの国となってしまう。
大国相手に、少ない兵力で抗う事を余儀なくされた二人が示した策は 『専守防衛』

小さな国にも、家族があり、絆は紡がれ、恋が生まれる――

戦乱の時代に、争いから抗う事はできるのか?
 
それらを守るため、二人が選ぶ道は?
これは、生涯の一時を、時代に翻弄された二人が疾駆する物語――

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*より良い作品とする為、物語の軸は崩さぬ範囲で都度、改稿しております。ご了承下さい。
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参考文献:
ロシア原書年代記(名古屋大学出版会)
中沢敦夫 『イパーチイ年代記』翻訳と注釈 /富山大学人文学部
日本古代ロシア研究会 各資料  ほか

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アルファポリス
アルファポリス2022/05/01
  • 現在の作品小さな国だった物語~