あらすじ

時々遠くのほうから、列車の走る音、線路の軋みが聞こえる気がした。

 その列車にはぼくの大切なひとたちが一人残らず乗っていた。大きな旅列車ではないが向かい合うボックス席はほとんど満席で、誰もがぼくとの再会を楽しみに談笑していたーーー。


 四月の手紙を九月に読んだ、人間の「屑(くず)」であるぼくは、現状の打開策を模索しもがき続ける。
 すべては自分次第。列車の到着を待つ者であると同時に列車の運転士でもあるぼくは、「大切なひとたち」との繋がりを思い、それを取り戻したいと願う。

 敬愛すべき電影と少年CQに捧ぐ、アブストラクトな短編小説。

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アルファポリス
アルファポリス2022/08/17
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