あらすじ
中学二年のサナエの生活は充実していた。クラスでは有力なグループに属して、時折いじめには参加させられるものの、自分がいじめられる危険はない。 その彼女は、ある夜自分の部屋のぬいぐるみになっていた。だがしばらくすると元に戻り、身体の方にも異常はない。危険はないと知りそんな憑依を受け入れていたサナエだけれど、次第に憑依するぬいぐるみは遠くのものになり、朝や昼にも憑依するようになり、やがて……。 彼女はそれが、いじめの標的にされているクラスメートが古本屋で手に入れた本によるものだとは知らない。 ※『深夜二時に起きること』と同じ舞台の作品です。