あらすじ
ジャック・グノーは元サッカー選手で今は選手のエージェントだ。 日本から卯月優吾というストライカーの売り込みを得て、自分の生まれ育ったフランス2部リーグに所属するチームへ送り込むことになった。 しかし、優吾を空港でピックアップしてホテルへ向かう高速道路で大惨事に巻き込まれた。 刑事のヴァンサンはジャックをテロ容疑で逮捕、優吾はその場から姿を消した。 一方、隣国ドイツでは裏社会がサッカーの若き才能を毒牙にかけようとしていた…… 欧州を舞台にしたクライムサスペンスを読んでみませんか? 登場人物 【ジャック・グノー】 元フランス1部リーグのサッカー選手で引退した今は巧みな交渉術を持つ敏腕のエージェントとして活躍。日本に知己が多い。 フランス一部リーグのリールや、イングランドのポーツマスで活躍した伝説の守備的ミッドフィルダー。 【卯月優吾】 ガビアータ幕張のサテライトチーム(2軍)のエースストライカー。類まれなる身体能力とサッカーセンスを持つが才能を持て余すチームから干されており、海外に活路を見出すためにフランスにやって来た。 ジャックをして、「エゴイスト。ストライカーに必要な要素を全部持っている」 【ヴァンサン・バイヤール】 パリ警視庁CB(クリミナルブリゲイド=刑事旅団)の刑事(警部)。ずんぐりむっくり体格だが、武器に対する知識が豊富で銃撃の腕が立つ。妻と上司には頭が上がらないが、違法捜査も意に介さない大胆さを持つ。子供の頃のヒーローは、ジャック。 【ジャン=クロード・アルヌー】 フランス2部リーグのサルペートリエールFCの初老のゼネラルマネージャー。 優吾に興味を持ち呼び寄せるが…… 警察にも裏社会にも通じている情報屋の一面も持つ。 【北小路誠也】 警視庁外事第三課第二係長の警部補。国際テロを扱う警視庁公安の若きエース。 父親が外交官でフランス語圏での生活が長いため、フランス語が流暢。 子供の頃の事件から刑事になることを志す。 【ニコラ・ルクレール】 パリ警視庁のCBの女性刑事。警部補。ヴァンサンのバディで有能な若手。 ヴァンサンの捜査方法にはしかめっ面をするが、自分も加担してしまう。 【ドミニク・ガスケ】 パリ警視庁CBの警視正。ヴァンサンとニコラの上司。 不愛想ではあるが部下たちの無茶な行動をある程度容認している。 【ケマル・ケペラー】 ミュンヘナーFCのサテライトチームのストライカー。トルコ系移民の2世で天才的なサッカー選手。 ある弱みをもっており、常にその影におびえる。