あらすじ

「君に約束した婚約だが、やめることにしたよ。ほかでもない君自身が僕の期待を裏切ったのだから、仕方がないだろう?」

 どこか冷たい口調で、この場にあっても彼は冷静にそう言い放った。それは誰の目にも、婚約者の雰囲気を持つそれではなかった。

「そうですか。あなたが無理やり決めつけた婚約ですが、用なしになったから婚約破棄、という理解でよろしいですか?」

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