あらすじ
※以下のあらすじはネタバレになっていますのでご注意ください。 800字あらすじの下部に空白を置いて本来のあらすじが続きます。 【800字あらすじ】 AR(拡張現実技術)が人々の生活に欠かせない物となった世界。 ARの派手なエフェクトにより、現代で一層人気を博した騎士道競技という剣戟スポーツがあった。 久条皐月は明治から続く騎士道流派の家に生まれたが、競技を辞めて抜け殻のような高校生活を送っている。 そんなある日、銀髪の少女、皆瀬亜姫(みなせあき)と出会う。 亜姫は健康的な事情から競技を全力で行う事ができない。その事情を知り、綺麗ごとのような競技理念を並べる騎士道が大嫌いだと言いながら皐月は協力を決める。 競技者として隠していた実力を発揮していく中、久条の跡取りとして活躍していた頃の皐月を知る旧友、星見星司(ほしみせいじ)と再会する。 皐月は強豪として知られる帝徳の中等部に在籍し、様々な軋轢を経験した暗い過去を持っていた。その事実を星司から知らされる亜姫。 ある夜、亜姫は謎の騎士道競技選手『黒騎士』と公園で戦い敗北する。 身体の限界を迎えた亜姫が倒れる中、皐月が現れ黒騎士を撃退する。 黒騎士の正体はかつて久条の家で皐月と共に育った玄部優一(くろべゆういち)だった。 家から出奔した事で優一に重荷を押し付けたと悔やむ皐月。自分の歩んできた道全てが間違っていたと嘆く中、亜姫もまた自身の過去を打ち明ける。 亜姫は幼い頃に皐月に会った事があるという。当時の皐月は過酷な鍛錬の中、亜姫の姿など眼中にもなかった。 それでもいいと言う亜姫。自分の原点は幼い頃道場で剣を振るっていた皐月の姿にあった。そう言って過去を肯定する。 自分が歩んだ道を受け入れられるようになった皐月は再び騎士の道を進みたいと思うようになる。 皐月は優一に決闘を申し込むが、一度は負けそうになる。 窮地に亜姫が現れ戦意を取り戻した皐月は勝利、優一との和解も成される。 帰り道、より一層絆を深めた皐月と亜姫は手を繋ぎ歩いていく。 【本編用あらすじ】 世界中を襲った大災害後の世界。 AR技術が生活に欠かせない物となった現代では『騎士道競技』と呼ばれる剣戟競技が普及していた。 多種多様な武具と西洋の鎧兜を装着し、ゲームの世界から飛び出してきたような派手なARの演出が展開されるフィールドで戦う。 競技理念を基に広まった弱きを助け強きを挫く思想は騎士道主義と呼ばれ、洋の東西を問わず、世界中で普及している。 それは極東の島国日本でも同じであった。 大災害から復興し、ARを展開するビルディングと明治大正期を彷彿とさせる建造物が入り混じった帝都と呼ばれる東京の中心地。 ここでは騎士道競技を行う若者――騎士たちが、公式、非公式戦問わず日夜凌ぎを削っている。 明治期から続く日本騎士道流派の一つ、久条家に生まれた少年、皐月。 彼はかつて騎士道競技で神童と呼ばれたが、家の重圧に耐えきれず落伍した過去を持つ。 競技だけでなく、騎士道の思想を綺麗ごとだと言って嫌う皐月。 ある春の日、皐月はアメリカ帰りの少女、皆瀬亜姫と出会う。 亜姫は身体にある事情を抱えていたが、類まれなる剣士としての才覚を持っていた。 更にその凛とした振る舞いは御伽噺に登場するお姫様だと皐月に言わしめる。 彼女の誘いで皐月は騎士道競技に復帰する。 二人が通う駒木野高校は実績皆無の無名校だが、亜姫は高校最強と言われる帝徳の打倒を掲げていた。 皐月はかつて、日本有数の騎士道競技の名門校である帝徳、その中等部に属していた。 猛者がひしめく帝徳部内において『幽霊』と呼ばれ恐れられた二つ名持ち。それが彼の正体だった。 帝徳において日の目を見なかった天才少年剣士の運命は、少女、皆瀬亜姫との出会いを経て大きく動き出す。 逃げ続けてきた自身の過去を、そして亜姫の過去をも巻き込みながら皐月は序列の階梯を上り始める。 ――これは綺麗事とARに虚飾された現代世界で行われる騎士道物語。 改稿版です。 (これでも)今までの作品は自制していたのですが、全開の厨二バトルものです。 ちょっとやりすぎかな、と思いながらも自分が書きたい物を書いている状態です。 舞台東京(IF歴史ルート)のお話です。 0408追記:物語は無事完結しました。 お読みいただいた方、ありがとうございます。 物語の世界観、キャラクターなど気に入って頂けましたらブックマークに入れてもらえると幸いです。 今後も同じ世界観・時間軸での作品の展開を考えておりますので宜しくお願い致します。