あらすじ
あの蒼い瞳に映りたい――いつからそう思い始めただろう
燕国第一皇子翠景は、名君と名高い父・恒來の最側近であり、若くして宰相になった珀令に対して得も言われぬ感情を抱いていた。
この国にはない蒼い瞳を持ち、人目を引く容貌と濡れ羽色の髪を持つ珀令は、かつて燕に滅ぼされた亡国の敵将だった。
敵国の男を気に入り宰相にまで就かせた父と、祖国の仇であるはずの男へ忠義を尽くす珀令。
異様ともいえる二人の関係は翠景にとって理解しがたく、それゆえに美しく孤高な男の感心を独占している父親のことが羨ましくて仕方なかった。
あの深く蒼い瞳に映るのが自分であれば……そんな鬱屈とした本音と、それを否定する自尊心を抱きながら過ごす日々。
そしてある事件をきっかけに、珀令の本心を垣間見た翠景は――
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いわゆるブロマンスものです。
愛なのか執着なのか、はたまた別の感情なのか。
言葉にできない強い感情を向け合う関係性を描きたくて挑戦してみました。