あらすじ
私の知り合いも、みんなが言う。「あなたはそれほど、可愛くはない。」
でも、それは毎日会っているから。見飽きるのも仕方がない。
電車の中。「がたたんっ、ごととんっ」次は、巣鴨、巣鴨でございまーす。
お降りの際は、電車と駅のホームにお気をつけくださーい。
ひそひそ、話が聞こえてくる。背が高い。私は、雑多の中に埋もれているようだった。
「遠藤さくらって、可愛いと思う?」「いや、それはない!」
私の心の中(なんですって!?もう一度いってご覧なさい!)
「可愛くないし、ブスじゃね?」「そうかもー。」
私の心の中(そうかもじゃねーよ・・・。おまえはそれだけカッコいいんだろうな?)
「付き合うとか無いわー・・・。キモいし・・・。」
私は言葉を失った・・・。
「なんか気どりすぎなんだよなー。」「あすぴーさんがいなくなったら私何もできましぇん」
・・・・・・・・・・・・
「あと、顔がむかつくよなー。」「私美人ですよねって、言ってるようじゃね?」
「ただで、ヤラセテくれるつっても、俺は無理だわー。」
「ていうか、今年中に消えて欲しいナンバーワンだわー。」「何で乃木坂にいるのか分からない。」
・・・・・・・・・・・・
『あのーすみませんー。』次ぎ降りますー。
(私は、なるたけ大きな声を出した。)
「あれ?」「遠藤さくらじゃね?」「声が似てた。」
目が合う。マスクをしているけど気付いたはずだ。
押し黙る2人・・・。
降りる間際に・・・。
「これからも頑張ってください!さくちゃんラブ。」
おまえらー。どの口がラブなんだよ・・・。プイとそっぽを向く。
「やっぱムカつくわー。」
捨て台詞が、電車の発車と共に消えた。