あらすじ
舞台は神戸・異人館の街北野町。
青春の真っただ中の子供達と青春の残像の中でうごめいている大人たちの物語です。
そこに住む高校生になったばかりの亮平は
「高校生になった記念にどうだ?」という母親の訳のわからん理由によって離婚して離れ離れになっていた父親に生まれて初めて会う事になった。
それは想像していたとは違う茶目っ気たっぷりなハードボイルドな父親だった。
それまで平凡な生活を送ってきた少年は一気に大人の世界の洗礼を受け始める。
父親と会った事によって一気に広がる人間関係。それによって社会を知る。世界を知る。
今まで知らなかった大人たちとの付き合いが始まる。
その上、オヤジと会ってから、自分の家の古くから伝わる伝説に徐々に引き込まれていく亮平。
そこで出会ったのは、お嬢と呼ばれる座敷わらしのような得体の知れない者。しかしそのお嬢の影響力でオヤジに会った本当の理由を理解し始める。
この物語に登場するのは主人公の同級生達とオヤジの同級生達。
そして一台のピアノ。
オヤジの友人の店にあった古い一台のピアノがオヤジと亮平の関係を親子以上の関係にしていく。
少年が大人になる過程で関わった人達の個性が混じり合いそれが色彩豊かな人間関係を築いていく。人は人によって成長し助けられそして自分を輝かせることが出来る。
そんな少年が大人になる過程で起きた物語です。
この頃……青春モノからだんだん離れて行っているのではないかと思ったりもしますが、こんなオヤジが居たら面白いなという風に読んでもらえれば幸いです。
だから異世界に転生も転移もしません。
済みませんです。
しかし魔界ぐらい行っちゃうかもしれません……僕にもわかりませんが。
この頃少しファンタジー要素が入ってきているのではないかと思ったり思わなかったり……。