あらすじ
神田修は、図書館に寄与された本の裏表紙に、ある名前を見つける。趣味の似ているらしい「山口コト」に会ってみたいと考え始めた。
偶然「山口コト」の利用カードを持つ女性を見つけ、思わず声をかける。女性は、コトの代理で図書館に来ている遠藤桃子だった。桃子は年配で一人暮らしをするコトのヘルパーで、コトの為に本を借りていた。
桃子の仲介でようやくコトと対面出来たが、彼女に「俊彦さん」という別人と間違われてしまう。訂正も出来ないまま、たびたびコトの家に通うようになる。
コトとの日々を過ごす中で、桃子との距離が縮まり戸惑う修。一方、桃子も修へ特別な想いを抱いており、年上である自分が釣り合うはずがないと気持ちを押し殺していた。
修が兄の助言で服装を気にし始めると、クラスメイトの璃子が近づくようになった。璃子は修に振り向いてもらおうと、秘密で後を付け桃子の存在を知る。邪魔な桃子を排除したいと思った璃子は、桃子へ誇張した言い回しで悪態を吐く。修がその現場を目撃したものの、桃子には逃げられ、璃子とも気まずい関係となる。
璃子が謝る形で問題が落ち着くかと思われたが、そこにコトが倒れたとの連絡が──。