あらすじ

【第4回キャラ文芸大賞 奨励賞受賞】
ある世界において、『本』は人類史上最も偉大な発明品であった。
『本』は人類に最も近い位置から人類発展を支えてきた物質であり、
『本』の発達度合いこそがその国の文明の指標と言っても過言ではない。
人間たちにとって『本』とは、文明発達において欠くことのできない道具であり、
『本』を紡ぐ作家たちは文化の最先端を担う存在である。

舞台は東端の大国・大陽本帝国(おおひのもとていこく)。
産業、医療、文化の発展により『本』の進化が叫ばれ、『術本』が急激に発展していく一方で、
人の想い、思想、経験、空想を核とした『譚本』は人々の手から離れつつあった、激動の大昌時代――
『譚本』を扱う本屋が次々に店を畳んでいく中、明慈から変わらず『譚本』だけを扱い続ける異端の貸本屋・七本屋。
その店主・七本三八(ななもとみや)の正体は、国内最高峰の手腕と呼ばれる譚本作家・漆本蜜(しちもとみつ)であった。

これは、『譚』を読み解く譚。
人を、本を、読み解く彼の『譚』である。

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アルファポリス
アルファポリス2020/07/20
  • 現在の作品貸本屋七本三八の譚めぐり