あらすじ
***「死ぬ」なんて言うから、僕は…… ***
「お客様、くれぐれもお体……、命にはお気をつけください」
柔らかな口調と言葉の内容の温度差に動揺する音哉。
仕事の帰り道、奇妙な店の貼り紙に目がとまり、暖簾をくぐった。
何かがおかしい……。店の雰囲気と店主との会話でそう感じた矢先、唐突に命の危機を告げられ、危険の回避として、店の”女性”を連れ帰るよう言われる。
うさん臭いと思いながらも、生命を脅かされると心は揺らぐ。ましてや目にした女性は、色気を放つ絶世の美女。
命を守るという理由を建前として、恋人がいる身でありながら下心と葛藤する。
恋心のような弾む気持ちを胸に、店の彼女の前に立った音哉は、怖く……奇妙な物語へと足を踏みいれた。
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