あらすじ
「ミリアお姉様、ローグ様がお話があるから部屋まで来て欲しいと言っていたわよ」
…どこか怪しげな口調でそう私に告げてきたのは、私の義妹であるセシル。…お母様の連れ子として私の目の前に現れたその日から、卑しい性格に変化は全くない。
「そう、分かったわ」
彼女の横を通り過ぎ、ローグ様の部屋を目指して歩み始める。…横を通り過ぎる時に一瞬見えた彼女の表情は、何もかもが上手くいって楽しくて仕方がない、といった表情だった…
――ローグ視点――
私の長年の夢…それは東西貴族家地区の統一…そのためには、今の婚約者であるミリアを捨て、彼女の義妹に当たるセシルと婚約するのが最短…