あらすじ
人が消える逢魔が時。
それは夕暮れの夕紅へ、そして紅闇へ。
天空に巨大な紫の満月が昇るとき、世界は一つの真実だけを映し出す。
とある跡地に建てられた学園。
そこに渦巻いたのは、ただの呪いだったのか。
それとも訪れ、謎に巻き込まれた者への祝福か。
今はまだわからない、月明りに映し出される深淵の夜空と世界。
その中で、一人の少女は一つの目的を達成すべく、歩き出す。
そして、彼女に惹かれたが為に、この世界を訪れた旅人は、そこで何を得るのか。
横たわるのは、ただの……死……それしかないのでは。
それでもなお、彼女は一人の男の子を信じた。
ともに、救われたいと。
ともに、救われなければ、永遠にこの物語は続いてしまう。
それを、止めてほしい。
どんな犠牲を払ったとしても。
ただ、それだけを予感して、夜の学園の廊下を、彼女は歩き続けていた……