あらすじ
若くして事故で妻を失った准教授の留浦は研究に身が入らなくなっていた。学生の指導だけはきちんと行っているが、まるで抜け殻のような人生だ。
そんな留浦も55歳になった。新生制度を利用するかしないか、考えなければならない年だ。2年後にはDNAを採取して新しい体の培養を始める。培養期間は10年。ざっくり『倍速』と呼ばれる培養速度で17歳まで成長した体に意識を写すのだ。
妻を愛しすぎたことが徒となって人生の後半を無駄にしてしまった。日頃からそう実感していた留浦は新制度を使って人生をやり直すことに決めた。
派手なアクションはありません。地味に淡々と話が進んでいきます。
プロローグは難解かも知れませんが、理論的にいい加減ですので異世界もののように「そういう設定なのね」と流していただければ幸いです。