あらすじ
※本作品は第30回電撃小説大賞応募作品です。あらすじには本文のネタバレが明記されます。 ◆第一話『故意に落とす魔法』 探偵助手・黒繰朔夜は非合法犯罪トリックの売人だ。ある日、彼は女子大生探偵・明崎明と共に依頼人・河渡蛍から、アパート屋上より落下したコンクリブロックで殺されかけたと相談を受ける。屋上は無人、代わりに魔法陣が描かれ紐や溶けた蝋で装飾されていた。現場に向かった黒繰と明崎は刑事・士道との捜査で、紐と蝋燭を使った落下トリックを看破する。 ◆第二話『あなたへ捧ぐホワイダニット』 黒繰と明崎が喫茶店に集う中、近所で強盗に見せかけた殺人事件が起こる。容疑者は被害者の妻・鴨居単衣、妻の親友・鷹柱紡錘、借金取り・郡博踏。士道を交えた捜査の結果、鴨居のアリバイには空白が、鷹柱のアリバイには鴨居の証言が、郡には完璧なアリバイがあると判明。士道が鴨居を連行しようとしたそのとき、鷹柱が犯行を自供する。鷹柱は鴨居に、留守番電話を利用したアリバイトリックを使ったのだ。が、黒繰には鷹柱の行動の真意が理解できなかった。そんな黒繰に明崎は動機が重要だと説明する。 ◆第三話『舞台に立つ者そつなく演ぜよ』 黒繰と明崎は五月大型連休、大学演劇のリハーサルを見学に行く。明崎の先輩・安曇明日美と明崎の友達・姫宮海心の四人で向かうはずが、姫宮が途中で帰ってしまう。黒繰を誘惑しようとして追い払われたのだ。姫宮は劇の主演男優・王鞍統治と交際関係にあったため、黒繰と王鞍は揉め事に発展する。それを諫めた一行は監督・長潟長雨と共に主演女優・瑞木京花が王鞍を刺し殺す演技を見届ける。が、王鞍はそのまま舞台上で息絶えていた。通報で駆けつけた士道は黒繰の鞄からスズメバチを発見し、黒繰はそれを逆手にハチの本来の持ち主が助演男優・貴志耀平だと貴志本人に暴露させる。しかし翌日、貴志は遺書と共に死体で見つかった。捜査の結果、明崎はこの事件の真犯人が姫宮だと気付き、立案した作戦にて証拠を掴む。 黒繰は明崎がいつか黒幕を見抜くと予感しながら、助手を続けるのだった。 【過去、以下のサイトにて掲載歴あり(現在は非公開設定済み)】 ・フォロワー限定公開テキスト&画像投稿サービス「ぷらいべったー」