あらすじ

・花薙 氷華(はななぎ ひばな) 本作の語り手。どういうわけだか一回り歳の違う男性と片田舎で生活を営む女子中学生。霊異……妖怪、あやかし、怪異、もののけ……呼び方は様々あるが、尋常ではない何か、生物かどうかもわからない存在の事を彼女たちはそう呼んでいる……の事について詳しい。中学生らしくなく、或いはらしく、世の中を悲観している節がある。感情の起伏が穏やかだからかそうではないのか、少々コミュニケーションに難有り。同居している男……阿閉 枢に想いを寄せており、それを隠そうともしない。 ・阿閉 枢(あべ かなめ) 片田舎で不動産屋を営む男。どういうわけだか血のつながりのない女子中学生、花薙 氷華と同居中。基本的に穏やかで激することをしない。人を助けることに並々ならぬ情熱を向けている。霊異の事については詳しく知らないが、自分がその世界に属する人間であることには自覚的。氷華の想いについては当然のことながら気が付いているが、のらりくらりとかわしている。自分が傷つくことに関しては度を越して無頓着で恐れ知らずだが、花薙氷華がいずれしびれを切らすのではないかと、そのことだけが怖い。 ・岐 志途(くなと しず) ある日、阿閉 枢達のもとにやってきた金髪に赤いメッシュを入れた、モデルの如く美しい女性。いつもにこにこと怪しげな笑みを浮かべ、適当なことをほざいては枢達を霊異絡みの事件に巻き込む。霊異を忘れ、夜闇の怖さを失った人々からは、やがて秩序すらも無くなってしまう。それを危惧した国によって派遣された、国家の秘密組織『霊異対策部封神課(れいいたいさくぶほうしんか)』所属の歴とした国家公務員。霊異を封じ、そこにまつわる怪談を流布することで人為的に『禁足地』を作ることが彼女の使命。平たく言えば人を怖がらせるのが仕事……のはずだが、端から見るとただの快楽主義者のフリーター。秘密組織ゆえに他人には言えないことも一因かもしれない。

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カクヨム
カクヨム2023/04/18
  • 現在の作品地縛霊のすゝめ