あらすじ
世界は終末を迎えようとしていた。 街中にはゾンビと呼ばれる動く死体が現れ、人々を襲っていた。 そんな中でも人々は絶望することなく、学校や会社などに立てこもり生き長らえていた。 高校二年生の望月雄太(もちづき ゆうた)も、幼馴染であり恋人でもある落合杏里(おちあい あんり)を守るため、学校に残ることを選んだ。 ゾンビの数が減り、少しだけ安心できるようになった頃、雄太は夜の見回りをしていた。 校舎を見回っていると、バリケード近くの教室から明かりがついていることに気が付いた。 こんな時間に何事かと思い扉の隙間から中の様子を伺うと、そこにはとヤリチンクズ野郎と噂される山本がいた。 そんな山本と杏里がセックスしていた。 目の前で起こっている出来事に衝撃を受けた雄太は、その場に立ち尽くしてしまい、何もできずにいた。 そのまま時間が過ぎていくと、バリケードが破られゾンビがなだれ込んできた。我に帰った雄太は、裏切られてもなお杏里を守ろうと必死になるが、杏里は雄太を囮にして山本と逃げ出してしまう。 そして、その光景を目の当たりにした雄太は、ゾンビの雪崩に飲み込まれながらも―― 「……あれ、襲われない?」 雄太はゾンビの群れの中にいたのだが、なぜか襲われることはなく平然と立っていた。 生き延びた彼は、裏切った杏里への復讐を胸に秘め、ゾンビに襲われない世界を不思議がりながら、彼女の後を追うのであった。