あらすじ
「ねえ、嘘だと思った?」 それは、一之瀬琴葉の常套句。彼女はいつも、一人の男子ーー本条光輝をからかって遊んでいた。ただ、楽しいからという理由で。 初めは『遊び』だったその関係は、水族館デートを挟んで徐々に変化を遂げていく。 肌を見られても、下着を見られても、「それが?」と気にしなかった琴葉は今、光輝の指が少し触れただけで奇声をあげる様になっていた。 付き合いを始めてからは、誰もが「砂糖を吐きそう」と言うくらいに甘々で、ラブラブな二人。 それを、マスコミ達が切り裂いた。 束の間の永遠を求めた『人造人間』の琴葉と、添い遂げる一瞬を求めた『人間』である光輝。二人の仲は、呆気なく散りいった。 琴葉は、もう傷付きたくないと耳を閉ざして、目を塞ぐ。それを抉るように開いたのは、光輝だった。 「ねえ、嘘だと思った?」 最後に二人は、甘いキスで結ばれた。 ふへ♡