あらすじ
※物語最後までのネタバレを含みます。 「あなたの顔が好きなの。でも性格と振る舞いは下品で意味不明で大嫌い。だから他人を演じて、私と付き合ってくれないかしら」 「ぶっ殺すぞ」 名高いコンツェルンのご令嬢、箱盾七緒(はこたて ななお)にそう言われた朝日川英美(あさひかわ えいみ)は、デート一回五万円という条件釣られてそれを引き受ける。 デート中、普段の自分とは違う上品な年上の女性を演じることになった英美に対し、七緒は無邪気で明るい妹のような振る舞いをする。普段学校では無表情を貫く彼女とのギャップに英美は驚く。 何度かデートを重ねるうち、「キスをしてほしい」とねだられる。戸惑いながらそれに応じて、彼女に惹かれている自分に英美は気づく。 次のデート、英美は素のままの振る舞いで七緒とデートする。 しかしその最後に「解釈違いのことをされると困る」と言われ、拒絶されたと思って英美は彼女を突き放して「もうやめる」と今までのデート代を叩き返して逃げる。 次の日。学校で初めて七緒が登校してくるなり、英美を教室の外へとひっばりだす。 「あなたのことは解釈違いだけど、素のあなたとの昨日のデートは楽しかった」と七緒は言う。 お互いに惹かれ合っている想いを伝えあい、二人は改めてお互いのままデートをすることになった。