あらすじ
*コンテスト用のネタバレまでに至る粗筋は、九月ごろに掲載します。 ソテイラとは、女性型救世主のこと 岩瀬原恭子二十六歳は、新年の部署異動から怯えながら業務に就くも徐々に慣れて一ヶ月が経過していた。 それでも今、早くも耐え難い挫折感に襲われ心折られようともしている。しかし、突如現れた奇怪な手紙の謎を解こうと奮起するようになる。何故ならその手紙、恭子に挑まんとする挑発的な内容であったからだ。 総従業員三千名を有する神乃城電子機器化学株式会社の中でも、女性特有トラブルを速やかに収めるため唯一、特殊権力を付与された恭子の身には途絶えることなく新たな事件が降りかかる。 コンプライアンス違反から懲戒処分の言い渡しまで、人的トラブルに関しては広く業務を担う労務部厚生課二係の一員として、男性ばかりの職場環境の中でも一人女性の恭子は負けず劣らず持ち前の推理と冴える弁達にて、複雑な悪事を看破していくのだった。 二月、限られた者以外は立ち入り不可能となるセキュリティドア内側で恭子を煽る鶴の折り紙は、いったい何者が置いたのか。 三月、労務災害事故の誘発を招いたとされる現場責任者は、どのようなトリックを駆使しして私怨を成したのか。 四月、研修活動中に女性新入社員が装着していた恋人からの贈り物である指輪は、いったいどこに消えたのか。 五月、夜の飲み屋街を徘徊する少女は、果たして何者なのか。 のみならず―― 影裏で跋扈する陰謀を彼女はまだ知らない。