あらすじ

真中杏里はどこにでもいる普通のモブ系中学生。 ……のはずが!突然転校生の超絶イケメン、東宮蓮に手の甲にキスされて……! 「ずっとお前を探していた。俺だけの聖女」 だなんて、わけわかんないこと言われる始末。 更には幼馴染の咲夜まで 「ね、杏里ちゃん。ここ……誰かにキスされた?」 なんて、意味深なことを言われてしまい……!? 前世は聖女!?騎士が恋人!? 聖女をつけねらう魔族って、いったいどういうこと……!? 前世×溺愛×バトル=超ドキドキ! モブ系女の子の取り合いが、今ここに開幕……! ※ネタバレ注意 ◆キャラクター設定 ・真中杏里≪まなかあんり≫(13)……主人公。中学二年、女の子 ごく普通のモブ系中学二年生だったが、突然「前世が聖女」と言われる。貧血体質で体が弱いが、気が強い。 アンリ・ソレーユ……杏里の前世。太陽の聖女と呼ばれる姫だった。月の騎士であるレンと恋に落ち、恋人同士に。1日だけ忠誠のキスを忘れた日に、魔族にさらわれてしまう。 ・東宮蓮≪とうみやれん≫(13)……中学二年、男の子 国宝級の正統派イケメン男子。前世の恋人である杏里をずっと探していた。杏里だけには甘々。ストレートに言葉を出す。 レン・リュネール……蓮の前世。月の騎士と呼ばれる聖女の従者だった。長剣の使い手。手の甲への忠誠のキスで聖女を守っていたが、たった1日キスを忘れる。 ・西森咲夜≪にしもりさくや≫(12)……中学一年、男の子 天使のような可愛い男の子。杏里の幼馴染で、近所に住んでいる。自分が可愛いことを自覚していてあざとい行動をとるが、その裏側では杏里に嫌われることを極端に恐れている。 サクヤ・テネブル……咲夜の前世。魔族のプリンス。聖女アンリにひとめぼれし、さらう隙を狙っていた。 ・北原結羽≪きたはらゆう≫(13)……中学二年、女の子 杏里の親友。バスケ部副部長のサバサバ系女子。クラスメイトの中では、唯一気が強い杏里を知っている。杏里の体の弱さを気にかけていて、自分が守らないと、と思っている。 ユウ・エトワール……結羽の前世。星の騎士と呼ばれる聖女の従者で男装の麗人だった。盾の使い手。レンとアンリの恋を手引きし、応援していた。 ◆長編化した際のプロット 【プロローグ】 主人公、杏里は突然、教室のクラスメイトの目の前で、イケメン転校生の蓮に手の甲にキスされる。 「ずっとお前を探していた。俺だけの聖女」と言われ、あまりのことに貧血を起こし、意識を失った。 【1.】 保健室で親友の結羽に起こされる杏里。今日起こった衝撃の出来事について話し、結羽は「気が強いのがバレなくてよかったね」と言う。結羽は杏里の体を心配するも、杏里は「大丈夫」と言って結羽を部活へと送り出した。 一人で帰ろうと昇降口を出たところで、校門にくだんの転校生、蓮がいることに気づき、杏里は逃げる。蓮、追いかける。校舎裏で捕まる。 蓮は杏里に「覚えていないのか」と、自分は前世で杏里の騎士だったと告げる。杏里はまったくなんのことを言っているのか分からない。蓮はショックを受けたようだが、杏里に「手を」という。自分の意志とは関係なく、杏里は手を差し出してしまう。蓮は「ゆっくりと思い出してくれればそれでいい」と杏里の手の甲に再びキスを落とした。 【2.】 翌日。登校中に幼馴染の咲夜に会う。咲夜は私立の学校に通い始めたばかりで、制服を見せたかったと杏里に笑う。天使の笑顔に癒される杏里だが、突然「昨日、ここに誰かにキスされた?」と咲夜の様子が変わる。「もう見つかっちゃったんだ」と意味深なことを言われるも、杏里はやっぱりよくわからない。咲夜と別れ、いそいで学校に向かいギリギリ登校。咲夜の学校は始業時間がちがうのか?と不思議に思う。 昼休み、クラスメイトたちに連行されて校舎裏へ。昨日の蓮との出来事を「つきあってるの!?」とぶわっと聞かれるも、否定する。クラスメイトたちは「つまり東宮くんのひとめぼれ!?」「なんてすてきなシンデレラストーリー!」と盛り上がってしまい、杏里と蓮を応援する隊が結成される。そこに蓮登場。杏里、「二人きりで話したい」と蓮に連れていかれて屋上へ。 屋上で、蓮と話していると、蓮の姿に騎士装束の人が重なって見えた。その人に対して、杏里はすごく懐かしい、会いたかったと感じ、涙を流す。自分の感情に困惑しているところで空気が変わる。突然時がとまり、現れたのは咲夜だった。 【3.】 蓮は咲夜のことを「魔族だ」という。杏里は実は、前世で聖女で、咲夜は聖女をつけ狙っていると告げられる。混乱する杏里の前で、蓮と咲夜は杏里ではなく、アンリのことでケンカを始めてしまう。 状況を整理する杏里。つまり、自分の前世が聖女で、二人は前世で聖女を取り合っていた仲で、そして今なぜか、ケンカをしているということに思い至る。 それってつまり、私自身のことじゃなくて、前世の自分……つまり他人の取り合いでケンカしてるんだよね?と激怒する。前世とか、そんなの私には関係ない!と叫ぶと、聖女の力が発動し、止まっていた時が動き出した。 唖然とする二人に杏里はキレる。どうせケンカするなら、私自身のことでケンカしてよ!と失言。二人に言質を取られ、前世は関係なく、今の自分で杏里を手に入れると二人は宣言する。 【4.】 翌日以降、二人からの猛アタックを受ける杏里。クラスメイトたちにはもう蓮とつきあってるという認識になっている。否定するも、「照れない照れない!」と流されてしまう。 そして、咲夜までが杏里たちの学校に転校してきてしまう。蓮と咲夜による杏里への猛アタックや取り合いに、クラスメイト達は「なんてうらやまけしからん!」と手を打って喜ぶ。 蓮は杏里に毎日忠誠のキスをする。強引なのにすごく優しい蓮を少しずつ意識し始める杏里。 しかし、この感情が本当に自分自身の感情なのか、それともその前世の影響なのか、と悩み始める。 【5.】 そんな杏里を結羽が心配。何があったの?という結羽に、杏里はウソだって思うかもしれないけど、と今までのことを相談する。結羽は笑い飛ばし、なかなか濃いメンツに好かれちゃったんだね、という。しかし、その帰り道、道を歩いていた杏里の上に工事現場から鉄骨が降ってくる。危ない!と結羽が叫んだ瞬間、結羽の手には大きな盾が出現していた。盾で杏里を鉄骨から守った結羽は、「思い出しちゃった……」と自分は前世で聖女の騎士であったことを告げた。その瞬間、杏里の脳裏に、結羽が騎士姿で、蓮と話しているところが浮かんだ。記憶の一部を取り戻した杏里の掌の上には、小さな水晶のかけらが残されていた。 それを見た結羽は「東宮くんと咲夜くんと会いたい」「多分、杏里の記憶が戻らないのは、この水晶が原因だ」と言う。 【6.】 四人で集合。聖女は十四歳の歳に覚醒すると言われているのに、なぜ杏里に記憶が戻らないのかという話になる。結羽は、「この水晶は杏里の記憶のかけらだと思う」とみんなに告げる。聖女の記憶は大切なもので、本来なら失うはずがない。でも、だれかが聖女の記憶を水晶に閉じ込めて、それを割ってしまったんだと推測する。 杏里の貧血体質も、聖女の前世の記憶が抜け落ちてしまったためだと分かった。 杏里は「それなら私は記憶を取り戻したい」と宣言。蓮への気持ちが、前世に引きずられているだけなのか、それとも自分自身の気持ちなのか、今のままだと分からない。この気持ちに決着をつけるためには、知らないままじゃだめだ、と覚悟を決める。水晶の破片を集めて記憶を取り戻して、その上で改めてみんなと向き合いたいと杏里はみんなに告げた。 水晶は、杏里の前世で縁の深かった人の近くで見つかるのではないかと推測し、水晶探しと、前世の仲間探しをしようと決意を固めた。 帰り際に、咲夜が水晶の破片を預かると申し出る。魔族に伝わる力で別のアプローチをかけてみるよ、という咲夜。杏里は変だな、と思いながらも、手元に置いておきたいから、とその申し出を断った。 嫌な予感がする、と蓮が警戒。結羽も便乗。咲夜の行動を見張ろう、と二人で決める。 【7.】 その夜。ふと目を覚ました杏里は暗闇に閉じ込められていることにきづいた。目の前には咲夜がいて、手に水晶の破片を持っている。驚く杏里に、咲夜は「記憶を取り戻してほしくないんだ」と言い、魔力をこめて破片を消そうとする。その時、蓮と結羽が現れ、咲夜を押さえる。水晶の破片は無事だった。 なんでこんなことをしたの、と尋ねる杏里に、咲夜は「自分は前世でアンリにひどいことをした」「その記憶を取り戻しちゃったら、杏里ちゃんは僕を嫌いになっちゃうでしょ?」と泣きじゃくる。杏里の記憶を水晶に閉じ込めた犯人は咲夜だった。杏里は咲夜に「前世は前世で関係ない、もし記憶を取り戻したとしても、私はそんなの気にしない」「だって咲夜くん自身が、私に酷いことしたわけじゃない」と告げた。 次の瞬間、杏里の脳裏に前世の記憶がよみがえる。サクヤがアンリをさらったあと、ぎこちないながらも真摯に想いを告げ、気にかけてくれていたという優しい記憶だった。記憶の一部を取り戻した杏里の手には、二つ目の水晶の破片が残されていた。 【エピローグ】 翌日、元気を取り戻した咲夜に通学路で抱き着かれる。「昨日はありがとう」「ますます本気になっちゃった」と笑う咲夜に焦る杏里。蓮が現れ、咲夜をぐいっと退ける。結羽も加勢し、咲夜に「反省すること!」と怒る。昨夜への説教を結羽にまかせ、蓮は杏里の手を取り、いつものように忠誠のキスをする。ドキドキしながら、杏里は蓮に「そういえば、なんで忠誠のキスをわすれたのか」を訪ねると、蓮は真っ赤になってしまう。咲夜が「それはね、その日は初めて恋人のキスをしたからなんだよね」と暴露。恋人のキスって、つまり……!と杏里もなぜか赤くなり、恥ずかしくなってしまう。そんな杏里の手を取り、蓮は歩き出す。「早く思い出して、それでさっさと俺のことを好きになれ」と言われ、杏里は心の中でもうとっくに好きかもしれない!と答えた。

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カクヨム2023/06/04
  • 現在の作品溺愛♡パニック⁉~前世は聖女だそうですが、そんなのカンケイありませんっ!