あらすじ

この世にたったひとりの不滅の魔女の生き残り、魔術師アレッタはある日、氷の皇都で生き残った男の子供を拾い、名前と心と思い出の全てを預かるかわりに、魔女の涙を授けて弟子にした。 弟子は親代わりであるアレッタを慕い、憧れを抱いた。やがて十七になると、恩師のような美しい魔術師になるため修行の旅に出る。弟子が世に放たれた、運命の日になった。 旅の目的は、立派な魔術師になること。しかし彼は旅先で必ず、魔女を書き残した書物に出会った。その書物が、知られざるアレッタの存在を弟子に教えてくれた。 赤い魔術書、白銀の刺繍糸、氷のようなガラスペン、真っ黒こげのほうき、ルナシーのリング、愚か者の森、魔女の涙。これらを手に入れた弟子は一人前の魔術師になり、同時に不滅の魔女がアレッタだけを残し、滅んだ真相に辿り着くのだった。 弟子が行くつく先にあるものは、真実と、究極の嘘。 誰ひとり幸せにはなれない、救われない弟子と、救われない魔術師アレッタの、救いようのない物語。

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カクヨム
カクヨム2023/02/19
  • 現在の作品嘘つき魔術師アレッタの償い