あらすじ
陰陽庁付属退魔養成学校。内閣府の外縁組織である、陰陽庁が有する学校だ。 何でこんな胡散臭い組織が内閣府の外局にあるのかというと、妖怪や悪魔、妖術や魔術の類が実在するからだ。 俺は邪教徒と対決する探索部志望なんだが、いかんせん術を使えない劣等生。幻術が効かない特殊体質を頼りに、なんとかついていっているていたらく。それどころか幻術耐性をアテにされ、面倒くさい仕事を押し付けられる始末だ。 今回押し付けられたのは、とある町で見つかったマヨヒガの探索。しかも依頼主は超法規的呪術師のアガルタときた。 嫌な予感は的中し、マヨヒガには万能生贄の女の子が封印されていた。おまけにアガルタの奴、彼女を使って何かを企んでいるらしい。彼女を生贄に捧げれば、どんな神様でも喚べてしまう。そうなりゃ世界が作り替えられてしまう! 俺は万能生贄の贄姫と共に、アガルタから逃げることになるのだが――。 ん、俺? 俺の名は居守了。 術の改変能力ゼロ。影響範囲ゼロ。 最弱無害の退魔士だ。