あらすじ
東京・青山のマンションに住む百合子の誘いで、小百合は就職活動の為、田舎から上京してきていた。姉・百合子はデザイン事務所に勤める将来を有望視されているデザイナー。妹・小百合は、そんな姉を尊敬し、憧れ、デザイン学校も卒業したが、生来の遊び好きが災いしてデザイナーとしての道どころか、就職自体もなかなか決まらずにいた。
ある日、百合子は締め切り前の山積みになった仕事を手伝わせるため小百合を会社へと連れてゆく。そこで小百合は姉から上司の瀬山マコトを紹介される。瀬山は若いが気さくで、部下への思いやりも忘れない理想の上司だった。そして、そんな瀬山を百合子は誰よりも慕っていた。
姉の想いにすぐに気づいた小百合は、二人の仲を取り持つ為、奔走し始める。しばらくして百合子は妹のおかげで瀬山と付き合う事となった。
全ては上手くいっていた――はずであった。
その日、小百合がコンビニで買い物を済ませてマンションに帰ると、出社していたはずの姉が家に居た。その時から運命は狂い始める。
愛憎の果てにたどり着いた幻想のサイコサスペンス。