あらすじ
【書籍化のお知らせ】 本作の書籍版『霧桜に眠る教室で、もう一度だけ彼女に会いたい』が 5/19(金)にファンタジア文庫様より発売されます! この学校では数年に一度、1年4組の誰かが「非現実的な超常現象を引き起こす」という不思議な噂があった。 青春虚構具現症。 1年前、現実に起こったそれは、生徒たちの日常を崩壊させた。 だがその危機に、たったひとりで立ち向かった「英雄」がいた。 霧宮 澄御架(きりみや すみか)。 彼女はクラスメイト全員に全身全霊で向き合い、ときに衝突し、それでもごく平凡な青春の日々を諦めなかった。澄御架のおかげで、誰もがこれからの日常に一筋の希望を見出し始めていた。 進級直前のある日、澄御架が命を落とすまでは。 澄御架を失い、大きな喪失感を抱いたまま2年生となった俺・神波 社(かんなみ やしろ)は、新たな教室で無難に日々をやり過ごしていた。だがある日、クラスで「消える女子生徒」がいるとの噂を耳にする。それは1年前と同じ、平穏な日常が失われるはじまりだった。 ――なぁ、霧宮。教えてくれ。 「英雄」を失ったこの教室で、その跡をいったい誰が継げばいいいんだろうか?