あらすじ

恋人に浮気されたショックから、ベランダから飛び降りを図ろうとした夏休みの初日。 隣人にその現場を目撃されたのだが、見て見ぬ振りをされたため、 「ここは普通、なにをやってるのか話を聞くところでしょう!?」 と謎の衝動に突き動かされ、食って掛かってしまったのだ。 隣人は嫌々そうなため息をついた後、自殺のデメリットを淡々と語り、ロジハラくる始末。 その果てに、なにも手がつかず考え込むくらいならこれをやれと、高校一年生に渡してきたのは一本のアダルトゲームであった。 それがオタク青年たる大学生との、ベランダ越しの交流の始まり。 夏休みはアダルトゲーム地獄に陥り、その先でアニメにハマり、マンガを読み続ける日々を送るハメになったのだった。 ベランダ越しでの交流は、ただ楽しいだけのオタク話では終わらない。 たった四つしか変わらぬのに、現実を見据えるその姿が、とても大人っぽく映り戸惑ったりもした。 そうやってベランダ越しでの交流を重ねていく先で、すっかりわたしは、かつて嫌厭していたものになっていたことを認めたのだ。 だからある日、わたしは一つの要求をしたのであった。 「オタクにした責任を取りなさいよね」 これはそんなオタク青年に自殺を止めてもらい、そんな隣人にオタクに染められ、前触れもなくそんな彼が死んだだけの話。 一度泣いただけの、一年ちょっとの思い出話である。

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小説を読もう2021/03/16
  • 現在の作品自殺を止めてきたオタク青年の話。そのまま隣人にオタクへ染められた話。そんな彼が死んだ話。(仮)