あらすじ
※タイトル『闇祓いの詩(やみはらいのうた)』と読みます。 【あらすじ】 高校二年生の東雲雛子(しののめ ひなこ)は、幼いときに母を亡くし、叔母の家に引き取られている。 雛子は叔母の家で、シンデレラも真っ青な扱いを受け、虐げられていた。 ある日雛子は、進路希望調査票を黒猫のクロに持っていかれ、必死に追いかけるうちに、見たことのない神社に迷いこむ。 奥にあった社には、異形が雛子を待ち構えていたが、それは雛子が追っていたクロ。 クロに託された数珠が左手から外れなくなったその時から、雛子の死へのカウントダウンが始まった! 母との約束を叶えるため、生き残りをかけて弥勒院静(みろくいん せい)と名乗る青年としぶしぶ協力することにした雛子。 スマホもカップラーメンも知らない静との珍道中にしだいに心が解けるが、闇は雛子にも静にも忍び寄っていた。 雛子の左手に宿った《最後の妖火》とは? 妖火を奪おうとする五術師教とは? それらの秘密が明らかになるとき、現代と大正時代の闇がつながり、絡まる。 大事なことは、何があっても前を向いて歩いていけるように強くなること――やさぐれシンデレラと大正浪漫な呪術師が、時空を超えた闇を祓い、灯りを点す物語。