あらすじ
北海道の田舎町で、中学の同級生として出会った茜音と理人。淋しい境遇の茜音に、理人はいつも優しい。だが、16歳の冬、ある事件が起こって、茜音は深い心の傷を負う。事件後、二人は音信不通になってしまう。 3年後、二人は札幌で再会し、20歳の現在、茜音は高卒認定試験をめざして勉強中の日々で、大学生の理人が、その家庭教師を引き受けている。 理人に彼女ができたら、今みたいに、つきあってくれなくなると思う。でも、それまでは、彼のいい友達でいたい。──そう思っていた茜音に、ある日、理人がふいにキスしてきて……。 16歳のときの事件で、トラウマを負った茜音に、ずっと片想いを打ち明けられなかった理人。 理人が差しのべてくれた手で、心の傷から立ち直って、恋をはじめようとする茜音。 そんなふたりの「両片想い」がかなうまでの物語。