あらすじ
高見研一は1人でいる事を好む、ちょっと不器用な高校2年生。 彼は他人の群れの中に居る事に息苦しさを感じ、 昼休みくらいは1人になれる場所を探す為に校内を探索する。 そして学校を仕切るフェンスに校外へ出る事が出来る「抜け穴」を発見する。 その「抜け穴」の先は雑木林になっており樹々の匂いや野鳥の声を聴く事が出来た。 研一は誰も知らない「秘密の場所」を気に入ってお昼休みをそこで過ごす事にした。 彼が「秘密の場所」で昼休みを過ごし始めて1ヶ月後。 その「秘密の場所」に突然1人の少女が現れる。 この少女の名前は山岸奏。 彼女の両親は1年前に離婚していたが普通の離婚では無かった。 その為、彼女は心の中に闇を抱えていた。 研一は奏を闇の中から救い上げてあげたいと願うが、 彼女の境遇は研一の想像を遥かに超えたものだった。 研一は「奏の髪が踊る」のを見て、これまでに感じた事の無い恋愛感情を知る。 奏もまた、自分の為に懸命になってくれている研一に恋愛感情を持つ。 2人ともある種のトラウマを抱え、初めて知った恋愛感情に戸惑いを覚える。 天真爛漫に見える奏と論理的思考の中にも優しさを内包する研一。 そんな2人を待ち受ける運命とは? 最初は普通のラブストーリーにするつもりでしたが少しややこしいお話になりました。 文章は読みやすさを心がけましたので、すんなりとお話の中に入っていけると思います。 お読み頂けたら嬉しく思います。